A1理論はミニマリスト

ゲストハウスと下諏訪が好き。

コロナお盆に5日間昼夜ぶっ続けで横山光輝『三国志』を読み続けたのでその楽しみ方と効率的な読み方をお伝えします!

ども!

東京都・新宿区民のA1理論です!

 

2020年のコロナお盆!!

エピセンター(震源地)でもある新宿区民というだけで実家にも帰れず、旅行にも行きにくい、そもそも連日30度前後の猛暑で外に30分間出ただけで夜でも汗びしょ、という状態でした。 

 

で、そんな状況なので、

「そうだ!押入れに入ってる横山光輝の『三国志』全巻読もう!」

と思い立ち、お盆の5日間、家からほぼ出ずに、ほぼ誰とも話さずに、ぶっ続けで全巻読破しました!

 

横山光輝『三国志』は長編すぎて敬遠している方も多いと思いますが、5日かけて読破した今は、今後の人生がすごく豊かになる気がしてます!!

今回の記事では読破した経験から、この横山光輝『三国志』の楽しみ方や効率的な読み方をお伝え致します!!

ネタバレはミニマムに努めます!!

 

三国志 全60巻箱入 (希望コミックス)

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  • 作者:横山 光輝
  • 発売日: 2000/04/01
  • メディア: コミック
 

 f:id:A1riron:20200817004840j:image

横山光輝『三国志』がオススメの理由!初心者から中級者くらいになれる長編!!

ご存知の方も多いと思いますが、三国志漫画といえば▼この横山光輝『三国志』をあげる方がほとんどじゃないでしょうか?

三国志 全60巻箱入 (希望コミックス)

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  • 作者:横山 光輝
  • 発売日: 2000/04/01
  • メディア: コミック
 
三国志 (1) 桃園の誓い (希望コミックス (16))

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  • 作者:横山 光輝
  • 発売日: 1988/11/20
  • メディア: コミック
 

 

単行本は全60巻、僕が持っているカジュアルワイド版(コンビニなどに売っているやつ)でも全25巻という、1971年から1987年まで横山光輝が15年の歳月をかけて描いた超大作です。

▼その辺はwikiにも詳しく書いてあります。

三国志 (横山光輝の漫画) - Wikipedia

 

読了して思うのは『三国志』の初心者やライト層が、中級者かその少し上くらいまでにパワーアップしたいなら最適の漫画だと思いました。

 

この横山光輝『三国志』と各種YouTube動画を見れば、三国志の初心者やライト層が、中級者くらいにはなれるので、人生論にするもよし、ビジネス書として使うもよし、さらに原文などを読んでマニアックを極めるもよし、もしくは中国旅行のガイドブックにするとかもいいと思いました。

 

小説では▼吉川英治の『三国志』が日本では有名で、僕の友達のエスターク君とかは高校時代にこれを読んで以来の三国志ファンなのです。

三国志全一冊合本版 (吉川英治歴史時代文庫)

三国志全一冊合本版 (吉川英治歴史時代文庫)

  • 作者:吉川英治
  • 発売日: 2013/06/28
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(▼このKindle版だと無料で読めます!) 

三国志 01 序

三国志 01 序

  • 作者:吉川 英治
  • 発売日: 2013/10/22
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吉川英治の三国志は僕の実家にもあったのですが、僕は本は好きなのですが、小説がほとんど読めないという特異体質なので(今も司馬遼太郎以外読めないw)たしか10代の頃に挫折。

(ちなみに上記の赤い無料のKindle版も2014年にKindleアプリに入れたのも忘れていました。)

 

で、20代のバックパッカー時代は中国にも行き、三国志の舞台のひとつでもある成都や南京とかにも行ったのですが、結局、特に感動できず、いつか三国志をちゃんと読みたいと思っていました。

 

で、10年以上前のアラサーの時代に、▼なぜか実家にあった横山光輝『三国志』のカジュアルワイド版全巻をパクってきました。

三国志 1 桃園の誓い (希望コミックス カジュアルワイド)

三国志 1 桃園の誓い (希望コミックス カジュアルワイド)

  • 作者:横山光輝
  • 発売日: 2019/06/25
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この横山光輝『三国志』、僕の従兄弟の黒田家も大好きで(さすが軍師の家系!)、僕もずっと読みたいと思ってたので「やっと読める!」と思ったのもつかの間、、、

 

これ、漫画だと読みやすいかというとそうでもなく、むしろ、漫画なので余計に目が疲れて読みにくかったりもして、、、

(あと、人が死にまくるのでビジュアル的にもかなり疲れますw)

 

仕事で疲れて帰ってきて、家で読もうとすると、余計疲れて次の日の仕事に響く感じで、、、全然、リラックスできないんですよねぇw

まるで家でももうひとつ仕事しているような感じでw

しかも、下手に少し時間があくと、人物関係がわからなくなるw

 

「こりゃあ仕事やりながらは無理だなぁ。仕事も帰省も旅行も外出も散歩もしない、連続した5日間くらいないと読めんな。。。」

と思い、押入れの奥の方に封印していましたが、引越し後もまた押入れの奥の方に封印し続けるという月日が10年くらい続きましたが、、、

 

この2020年のコロナお盆の10連休になり、僕の中の孔明さんが、

「今です!!」

と叫びましたw

 

表の目的は『三国志』を中級者くらいにマスターすることですが、裏の目的は押入れの奥の方に鎮座し続ける、この邪魔なカジュアルワイド版25巻の断捨離ですw

 

三国志 全60巻箱入 (希望コミックス)

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  • 作者:横山 光輝
  • 発売日: 2000/04/01
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挫折しそうな人は読む前にYouTube動画で概要を理解し、読んでる途中でよくわからなくなったらまたその動画を観る!

で、今回は絶対に挫折したくないので、まずは最初に概要を理解しようと思いました。

 

物語を楽しみたい人には『ネタバレ』になるのかもしれませんが、僕の目的は「とにかく全巻を読破する!」ことだったので、最近、本とかを読む前にライフハック術的によくやってる「YouTubeでググる」というのをやってみました。

 

で、上のほうに表示された動画のうち、まずは短い動画から見ていきました。

いわゆる『ベイビィステップ』作戦です!『ソフトランディング』です、『リーンスタートアップ』です。

 

まず、ミニマムでめちゃくちゃ簡単にわかりやすいのが▼この動画でした。

www.youtube.com

(この『ピヨピーヨ速報』さんの他の動画も面白いですが、なんか今現在、収益停止して活動停止するかもしれないとのことで上記動画などは近く消えるかもです)

 

▼この動画もかなりわかりやすいです。

www.youtube.com

▲このチャンネル『はじめての三国志TV・はじ三』は短い人物紹介動画がたくさんあるので、掃除や洗濯しながら流しっぱなしにすると細かく三国志が理解できると思います。

 

で、上記動画等で基本の基本を理解したら、▼中田敦彦さんの『三国志』動画がかなりちゃんとまとまってます。全4動画で合計2時間くらいありますが、中田敦彦さんも自分で言ってるとおり、初心者から「そこそこ知ってる人」になれますw

www.youtube.com

 

で、大事なのは横山光輝『三国志』を読みつつも、なんか途中で全体的によくわからなくなったら上記動画を何度も聴き直すことだと思いました。

 

と言っても、一度聴いてたら、二回目は生活の時間、例えば掃除や洗濯の時間に『ながら聴き』でいいと思います。テレビがない僕はご飯を作る時・食べる時もずっと聴いていました。

で、食べ終わったら、また横山光輝『三国志』、みたいな。

 

下手したらそこら辺の小学生より『三国志』を知らなかった僕ですが、この5日間は、ずっと三国志漬けの毎日でしたw

 

三国志 全60巻箱入 (希望コミックス)

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前半は『カオスな中国』を楽しむ!ドロドロの権力闘争が面白い!

で、読んでるうちに、横山光輝『三国志』は前半・中盤・後半で結構、物語のテイストが違うなと思ったので、まだ読んでない方のために分解してお伝えしようと思います!

(この前半・中盤・後半というのは僕が勝手に大体1/3くらいごとに線引きしただけで、特に作中で線引きされてるわけではないです。)

 

まぁ、横山光輝も、吉川英治も、歴史書の『三国志』ではなく、物語調の『三国志演義』をもとにしているので、『三国志演義』自体が同じような構成なのかもしれませんが、今時点での僕の感想を以下に書きます!!

 

まずは前半は400年続いた漢王朝の末期で皇帝の権力が衰え、宮廷では宦官や外戚が権力をふるい、重税をかけられた庶民たちが『黄巾の乱』を起こすというぐちゃぐちゃの時代から始まりますw

 

それをどうにかするために、主人公で真面目な『劉備』、義理人情に厚い『関羽』、DQNの『張飛』が桃園で「俺たちは死ぬ時はいっしょだ!」という暴走族的な誓いを立てます。まぁ三バカトリオみたいなもんですw

 

で、都はもう、どこを見ても権力欲が渦巻くDQNだらけの、姫路の中学校みたいなノリで、そういうドロドロなドラマが好きな人は面白いのかもしれませんが、主人公の劉備はまだ弱く、家もないホームレスみたいな感じで影が薄く、孔明のようなミニマリスティックな軍師も登場しないので、ミニマリステックな話が好みな人はあんまり楽しめないかもなので、そういう人は中盤まで読み飛ばしでもいいかもです。

 

前半はどちらかというと、呂布という最強DQNな脳筋キャラが出てくるのですが、そのDQNさを楽しめるかどうかですねぇw

 

最初の方の劉備は確かに頑張るんですけど、立場がビビるほど弱く、正社員に自分の手柄を横取りされる派遣社員みたいな立場ですw

が、だんだんと曹操に実力を認められたり、前半の最後のほうはその曹操に捕らえられた関羽ががんばって赤兎馬というチートアイテムで曹操のもとから劉備のもとに駆けつけたりします。

 

まとめると、前半の面白さはドロドロの権力闘争と、登場人物の多さです。ハンタの暗黒大陸編みたいな。

 

逆に孔明のようなミニマリストなキャラはあんまり登場しないので、全体的に話がこってり脂っこい感じです。三国志の後半になればなるほど、孔明の存在感が増してくるのでアッサリ味になっていく感じがしました。

 

三国志 全60巻箱入 (希望コミックス)

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中盤は『ザ・三国志』!を楽しむ!ここが三国志のメイン!

中盤の最初のほうに、本当は(原作の『三国志演義』では)▼『官渡の戦い』という三国志の序盤の大盛り上がりの戦いがあり、曹操が前半のゴタゴタの最後の大ボスの袁紹を討ち、魏を大きくして中国の北のほうを覆ってしまうという重要な戦いがあるのですが、、、

官渡の戦い - Wikipedia

 

これがこの横山光輝『三国志』ではオールカット!w

うーん、これが見たかったんだけどなぁ。。。

 

カットした理由は、劉備が主人公の物語だから、とのことですが、他のところでも劉備がずっと出てこないことも珍しくないので、おそらくこのタイミングで当時、掲載誌が変わったらしいので、大人の事情によりカットされたようです。漫画の宿命ですねぇ。

 

で、中盤の最初のほうに、劉備が孔明のもとに関羽・張飛とともに三顧の礼を尽くして訪れ、軍師を凋落し、ここでDQNな脳筋パーティだったホームレス三バカトリオが四人パーティになります。

 

・勇者(劉備)

・戦士(関羽)

・武闘家(張飛)

・賢者(孔明)

みたいな感じです。

で、この4人が、漫画的にはやっぱりバランスがいいんですよねぇ。

 

で、孔明は仲間になっていきなり『天下三分の計』という、魏・呉・蜀の三国で天下を分け合うというまさに『ザ・三国志』的な発想をしますが、この頃は蜀の国はまだなくて、この三国になっていくのは孔明たちが成都を攻略した中盤の終わりくらいです。

 

で、孔明が仲間になってすぐ、劉備たち(蜀)と呉で連合し、魏を討つという中盤の大盛り上がりの『赤壁の戦い』が始まります。これはおそらく三国志に疎い方でも知ってるくらい有名な戦いで、これ一本で▼映画が作れてしまうくらいの派手な戦いでもあります。

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けどまぁ、『赤壁の戦い』で活躍するのは孔明とか呉の水軍とかなので、桃園の三バカトリオは出てきませんw 

 

僕は、

「あー、あんな有名な戦いなのに劉備たちは出てこないんだー。」

という感想でした。

 

まとめると、やっぱりこの中盤が一番、面白いですし、重要ですし、『ザ・三国志』です。

中盤の終わりの方で関羽・曹操・張飛・劉備という、三国志っぽいキャラがバタバタ死んで、主役が孔明になるので、三国時代にはなるものの、いわゆる三国志っぽくはなくなります。

 

そういう意味ではこの中盤がドラゴンボールでいうフリーザ編みたいな感じですねぇ。

とりあえず、『三国志』を押さえたい人は前半と後半はざっと読み飛ばしで、この中盤をじっくり読んでもいいかもです。

 

三国志 全60巻箱入 (希望コミックス)

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後半は『軍師の無双策略』を楽しむ!推理小説的に裏の裏の心理を読む!

で、中盤の最後で主役がバタバタ死んで、劉備が孔明に蜀の国を託すので、孔明が軍師ながら戦場に出て、頑張って戦略で勝っていくストーリーの連続です。

 

で、僕も孔明好きですけど、まず、個性豊かな4人パーティから、いきなり賢者1人パーティになったような感じで、地味ですし、興奮もあんまりないです。(まさに賢者モード)

 

幽遊白書で言うと、幽助・桑原・飛影がいきなり連続で死んで、残った蔵馬1人で海藤や天沼相手の頭脳戦を延々と続けていく感じw 

いや、まぁ、それはそれで面白いんですけど、漫画としては全体のバランスが悪いと思ってしまいましたw

 

さらにあとでも詳しく書きますが、後半の最初のほうの『孔明の南蛮行』が全体のストーリー的にも「ここ必要?」という感じですw

のちの魏や呉との戦いとは絡みないですし、無駄に長いです。正直、ここは読み飛ばしでいいかなと。

 

ただ、後半の後半の、中国本土に戻ってきてからは魏の司馬懿仲達との頭脳戦はなかなか面白いです。

基本的には孔明が罠を仕掛けまくるんですけど、孔明もミスって負けたりしたりして、ギリギリの攻防が続くんですが、結局、孔明は魏には勝てずに敗走し、血を吐いて死にます。

 

孔明が死んでからはもうほとんど『エピローグ』的な話がしばらく続いて終わりです。

最後は司馬懿仲達の一族が魏の皇帝職を曹操の子孫からかすめとり、蜀を倒し、劉邦のバカ二代目息子を魏に吸収して終了です。

 

この、蜀が天下を取れずに終わるのがリアリティがあっていいと思いました。

魏も実験を握るのは曹操の一族じゃない(むしろ曹操の一族は全員、処刑されている)のもいいですねぇ。

 

いろいろあったけど、結局、また最初の腐敗しきった都に戻ったような感じで終わるのが、中国の歴史、もっというと東アジアの歴史っぽくていいと思いましたw

 

結局、東アジア世界は昔からずっと『既得権益を握った者勝ちの構造』なので、瞬間風速的に劉邦のような志が高い人が現れても、その子孫は二代目時点ですでにダメダメで、宦官や外戚が既得権益化していって、国民に重税を課して、国民はヘトヘト、みたいなw

 

あ、僕は極東アジアの現在の安倍政権も汚職と利権まみれで腐敗しきった中国の王朝末期と同じ状態にあると考えていますw

東アジアの国はどうしてもこうなっちゃうなー、的なw

 

というわけで、まとめると後半は孔明が戦略、戦略で勝ち進んでいくパートです。

武将も優秀なのはいなくもないんですけど、孔明本人が作中でも言っているように「小粒」な武将が多く、いまいち桃園三バカトリオに比べるとパッとしません。

 

三国志 全60巻箱入 (希望コミックス)

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落ちぶれていた劉備の先祖の家系図が読み上げられる場面に涙。

ここからはエピソードベースで、僕が感動した場面などを読書感想文的に書いていきたいと思います。

 

主人公の▼劉備については、「劉」という苗字からも、漢王朝を建てた劉邦の子孫なのですが、物語当初は落ちぶれまくってしまっていて、最初はあばら家住まいで父親はおらず、母親と2人でむしろを作ってどうにかこうにか生計を立てています。

劉備 - Wikipedia

 

これは漢王朝の末裔としてはひどい落ちぶれようです。みるからにカネ持ってません。

まさに「落ちぶれてすまん!」といった感じですw

 

で、劉備は功績が偉い人に認められ、漢帝国の家系図を確認してもらい、偉い人の部下に目の前で読み上げてもらって、

「あ、この劉備は本当に漢帝国の劉邦の末裔です!」

と確認され、劉備が涙するシーンがあるんですけど、これは今までのビンボー生活が長かったこともあり、感動ものでした。

 

というのも、実はわたくしごとながら、僕の一族も「落ちぶれてすまん!」系で、ひいじいちゃんの代で九州にあった大きな家もなくなり、もうあるのは家系図だけという強制ミニマリスト生活で、長男である僕のじいちゃんは戦前に大勢の弟や妹を食わしていかないといけないという無理ゲーに突入しましたw

 

僕のじいちゃんはどうにか兵庫県まで流浪し、そこで働きながら九州の弟や妹におカネや物資を送り続け、戦争にも行き、終戦を迎え、モノのない終戦直後をまたやりくりやりくりしながら、九州の弟や妹や子供をどうにかこうにか食わしていく生活をずっと続けていました。

 

縁もゆかりもない姫路の地でばあちゃんの一族と結婚できたのは、我が家に唯一残った、家系図があったから。

 

まぁ、そこまで頑張って育てた子供(バカ二代目の俺の親父)が借金まみれになり、その子供である僕が平成時代に東京で派遣社員しながら姫路にカネを送り続け、若い頃のじいちゃんと同じように故郷の弟や妹をどうにかこうにか助け続けるんですが。。。

 

そんな感じで僕も劉邦と同じく、4代にわたり強制ミニマリスト生活をずっと続けていた「落ちぶれてすまん!」系の人間なので、偉い人に自分も家系も認められる、というシーンは自分のことのように嬉しかったです。

 

三国志 全60巻箱入 (希望コミックス)

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  • 作者:横山 光輝
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後半に進むにつれ、諸葛亮孔明のミニマリズムが爆発!

次に感動したのは孔明が仲間になるあたりで、孔明の過去が語られる回ですねぇ。

断捨離後もこれだけ切り取って手元に残しておこうかと思うくらい好きな話です。

この横山光輝『三国志』で一番好きな話かも。 今、この記事を書きながら読み返して、また熟読してしまったw

第何話かわからないけどタイトルもそのまんま『諸葛孔明』という話です。

 

子供の頃の孔明は、住んでいた町に黄巾族が迫っている、と洛陽にいた兄にアドバイスされ、義母や兄や弟や妹とともに遠くに住む叔父のもとに避難することになる。

諸葛一家に限らず、大勢の人が難民化して南へ移動していいて、それを見た孔明少年は考える。

 

この世の中にひとりの偉人が出れば、この無数の難民は助かるだろうに。

そういう大きな人物が現れないから、小さな人間が欲望をむき出しにして世の中を混乱させるのだ。

 

孔明はその後も苦労を重ね、17歳で大学者の門を叩き、そこで頭角を現し、その才能は群を抜き、20歳の頃にはそこで学ぶこともなくなり、山の中に引きこもる。

 

孔明は、学問を役立てずに『学問のための学問』をする無能な人や、『論議のための論議』をする仲間から逃げた。

(まぁ、日本の大学もこんなんばっかりやでw)

 

これはずば抜けて優秀だった▼兼好法師が若くして小屋に引きこもったのと似ていますねぇ。

okite.hatenadiary.jp

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で、そんな山中にまでわざわざ訪ねてくる少数の仲間は孔明の恐ろしいほどの才能を見抜いた者だけで、ある日、その仲間と孔明の出世の話になったけど、孔明はニコリとしただけで何も答えなかった。

 

ナレーションは言う。 

孔明は出世や名誉は望んでいなかった。

世の中を統一するような人物が現れた時に、その人物のために才能や学問を役立てたかった。

 

孔明は子供の時に見た難民の姿を忘れることができなかった。

万民すべて生を楽しむような世の中を作りたい。

そのような世を作ろうとしている偉人を助けたい。

 

で、孔明が山の中で自由なミニマリスト生活をしている時に、劉備が三顧の礼を持って訪ねてきたので、そこから劉備に軍師として使えることになり、劉備亡き後は自ら蜀を引っ張っていくことになる。

 

三国志の前半は、孔明が言うところの『欲望をむき出しにした小さき人間』ばかりのドロドロとした話ばかりで、それはそれで人間らしいといえば人間らしいんだけど、世の中は混迷を極める。

 

黄巾族だって、好きで暴れているんじゃなくて、権力者が腐敗しまくっていたから民衆が怒り狂って暴走しただけであって、ちゃんとした『大きな人物』がたった1人でもいれば無駄な権力闘争や殺し合いは無くなるとずっと思っていたんだろう。

 

孔明はそんな世の中で認められていたにもかかわらず、そんな世の中がアホらしくなってしまって田舎に隠居してしまう。

今でいう▼『小屋暮らし系ミニマリスト』ですな。

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でも、劉備がそこに来ることで、孔明の人生は一変する。

劉備にとって、孔明が世直しの『ツール』であったのと同様、孔明にとっても、劉備は自分の才能をマキシマムに活用できる『ツール』だったんだろうなぁ。

 

とりあえず、この『諸葛孔明』の回は、今、すべて写真に撮ってiPhoneに残しました。

 

三国志 全60巻箱入 (希望コミックス)

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人々が『ミーム』を残そうとしてもなかなか残せない時代の悲喜劇と、『ゲノム』を残すことの無意味さを物語るラスト。

僕が大好きな話はもうひとつあります。中盤の最後くらいに曹操が死ぬんですけど、その1つまえの回の『名医華佗』という話です。

華佗(かだ)は魏・呉・蜀のどの国の人にも医療を施す、まさに『国境なき医師』という感じの名医です。

 

曹操が病気で寝込んでしまい、 名医の華佗が呼ばれたんだけど、曹操を怒らせてしまい、華佗は投獄される。

けど、その時、若い牢番が牢屋に入る華佗に食料を運ぶ。

 

その牢番は昔は医学が好きで医者の書生となって勉強していたこともあって、名医である華佗のことを深く敬慕していた。

 

華佗は自分は生きて牢屋から出れないだろうと予想し、この若い牢番に自分の家にある秘伝の医書『青囊の書』を譲ることを決意し、牢屋の中で家人にその旨を伝える書簡を書く。

 

『青囊の書』は、華佗が長年の体験と勉強でありとあらゆる病気の治療法を示した書で、今まで誰にも見せたことがなく、

「わしの亡きあと、その医書をことごとく学びとって、世の病人を救ってやってくれい。」

と、華佗は言い、その後、ほどなくして曹操の命令により殺される。

 

その牢番は華佗を弔ったあと、牢番を辞職し、華佗の家で『青囊の書』を無事に入手し、笑顔で家に帰り、妻に『青囊の書』のことを誇らしげに語る。

 

おそらく彼は本当は医者になりたかったんだろうけど、なんらかの事情があって、しぶしぶ牢番という望まない仕事をしていたんだろうけど、そこでまさかの激烈レアアイテム『青囊の書』が手に入った奇跡を妻にどうしても伝えたかったのだろう。

 

元牢番で、未来の名医の彼は妻に言う、

「これを読み学べば、わしはたちどころに天下の名医となれる。」

「さあさあお前もこれから名医の妻じゃぞ、さあさあ新しい門出じゃ、もっと酒を出してくれい。」

と、わかりやすいフラグが立つ。

(この横山光輝『三国志』は童話レベルにわかりやすいフラグが立つので面白いですw)

 

で、その夜は深酒して次の日起きた彼は、庭で妻がその『青囊の書』を火にくべて焼いているところを見て、真っ青になって飛び出して、

「なにやってるんだ!?」

的なことを言う。

 

妻は、

これを読んであたながどんなに素晴らしい医者になっても、このことから捕らわれて牢獄に入れられたらそれまででございましょう。

私は禍(わざわい)の書を焼き捨てたのです。

私は夫を獄中で死なすを妻として見てるわけには参りません。

と言う。

 

で、最後のコマはナレーションで、

こうして天下の名医・華佗の『青囊の書』は、ついに世に伝わることなく灰となったということである。

チャンチャン、的なw 

 

まぁ、いつの時代も男はライフワーク的な生き様を望むけど、いつの時代も女は男のライフワークや、さらに世の中の人の病気が治ることさえどうでもよく、「未亡人になりたくない」的なw

ある意味、ちょっとしたコントですなぁw

 

この時代にネットがあれば、華佗はどこかのサーバーに『青囊の書』をデータとして半永久的に鍵をかけて残しておいたり、ブログや有料noteに記したり、YouTubeに動画をアップしたりしてたんだろうなぁと思う。

 

横山光輝『三国志』にはこの他にも孔明が自分の著書を有望な若者に託したりするシーンなどもあり、この時代は自分のライフワーク的なデータ、すなわち▼『ミーム』を残すのも紙媒体かつ、コピー機やFAXさえないので大変だなぁって思う。(都庁のFAX分けてやれよ。。。w)

インターネット・ミーム - Wikipedia

 

『ミーム』の対称語が、『ゲノム』と言われることがある。遺伝子、もっと簡単に言うと、子孫とか子供とか。

『ミーム』が大量データであることに対し、『ゲノム』はフィジカルなハード面になる。

 

この横山光輝『三国志』には『バカ二代目』みたいなキャラが頻繁に登場する。

親は立派で、高い地位を築くんだけども、その子供は『バカ二代目』で、むしろ国をめちゃくちゃにしてしまう、みたいな。

主人公の劉備の子供でさえ、蜀一国を魏に軽々と譲渡してしまう。

 

僕はよくこのブログとかで、『ゲノム』より『ミーム』を残すことの方が大事だと思う、と言ってるけど、これ本当、歴史が証明していると思う。

 

フィジカルな『ゲノム』なんて、例えるなら単なるパソコン本体やスマホ本体が増えるだけであって、そんなのはそこまで難しくない。

 

大事なのは、そのパソコンやスマホで「なにをするか?」であって、そのためにはそのパソコンやスマホにどういうアプリやデータを入れるか?つまり『ミーム』が重要になる。

 

どれだけハイスペックなスマホを持っていても課金ゲーばかりしていて時間とおカネを無駄に浪費するだけなら『意味のない人生』なんじゃないかと、僕は思う。

 

三国志 全60巻箱入 (希望コミックス)

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バックパッカー的には「???」な孔明の南蛮行

この記事の最初の方にも書きましたが、僕は昔、バックパッカーだったので、三国志の時代に蜀の都であった成都や、呉の都であった南京にも行ったことがあります。

 

成都では『交通飯店』というゲストハウスに宿泊していました。

(中国では一流ホテルの一画がドミトリーになっていたりするので、お金持ちとバックパッカーが同じ食堂でチャーハンを食べてる、みたいな変なことが時々起こりますw)

 

蜀の都であった成都には劉備の墓や孔明を祀る▼『武候祠』があり、僕が泊まってた交通飯店からも歩いても行ける距離だったので、あの時、行っておけばよかった。。。

劉備玄徳の墓と諸葛亮孔明を祀る武侯祠!四川省成都は三国志・蜀の都 | 中国 | LINEトラベルjp 旅行ガイド

成都武侯祠 - Wikipedia

 

当時の僕は三国志がよくわからなかったので、交通飯店の近くなのに散歩にも行きませんでした。

パンダ基地でパンダの赤ちゃんを見たり、陳麻婆豆腐の本店で山椒にシビレたり憧れたりしてる場合じゃなかったw

 

で、そんな元バックパッカーの僕から横山光輝『三国志』を読むと、後半の最初の方の『孔明の南蛮行』が、めっちゃ変なパートです!!w

 

まず、それまでは中国国内の話で、地名もマニアックなくらいに正確なんですけど、この『孔明の南蛮行』に関してはいきなり地名がざっくりになりますw

 

孔明が▼孟獲という南蛮の王を捕らえて改心させようとするんだけど、その本国がどこかわからないw雲南のはるか南とのこと。

孟獲 - Wikipedia

 

さらにその救援を求めた▼木鹿王はさらに西南にいたらしく、、、

木鹿大王 - Wikipedia

 

ナレーションによると、

現在のベトナム・ミャンマー・タイ辺り

ってあるんだけど、べ、ベトナム!?

ラオスは?カンボジアは!?って思ってしまうw

 

▼このコミックスの表紙は、なんかアンコール・ワットっぽいけど、ミャンマーのどこかのワットかな??

三国志 (46) 孔明の南蛮行 (希望コミックス (138))

三国志 (46) 孔明の南蛮行 (希望コミックス (138))

  • 作者:横山 光輝
  • 発売日: 1988/11/20
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で、孔明は奥へ奥へ進むんだけど、連れて来られた蜀の人たちは毒ヘビとかトラとか出てきて、

「もういいじゃないですか、孔明さん。。。」

みたいなw

 

でも、孔明は南蛮が魏と組まないようにするために、奥へ奥へ進んでいく。

これ、援蒋ルートを遮断しようとした旧日本軍の▼インパール作戦を彷彿とさせますねぇw

インパール作戦 - Wikipedia

 

まぁ、これらも『三国志演義』に基づいて描かれているんでしょうけど、その割には南蛮の登場人物には全員、最初から漢字の名前があり、言葉も通じているので、東南アジアのそこら辺を旅したことがある人はかなりの違和感を覚えると思う。。。見た目もたぶん、資料なしでテキトーに描かれている気がする。

 

孟獲のwikiを見ると、史実では漢人(漢民族)と書かれてるし、これ史実では雲南省のイ族とかワ族レベルの話なんじゃないの??

徒歩で雲南省の昆明とかからミャンマー行くとか、かなり地獄だよ?車でもキツイくらいなのに。。。 

 

まぁ、どちらにしても、この『孔明の南蛮行』のパートは長い割に特に他の話ともリンクしてないし、孟獲を何度も逃すのが非常にストレスフル(他の人は敵味方関係なく死にまくってるのに)だったりするので、テキトーに読み飛ばしでいいと思う。

 

僕はとにかく、他のパートに比べ、

「ここ、長い割には、話がざっくりやなー。」

って思いましたw

 

三国志 全60巻箱入 (希望コミックス)

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  • 作者:横山 光輝
  • 発売日: 2000/04/01
  • メディア: コミック
 

 

読みながらリアルタイムにつぶやいたタイムラインはこちら!

で、5日間、仕事も旅行もお出かけも、散歩すらせずにぶっ続けで横山光輝『三国志』を読み続けて、その合間にぶつぶつとtwitterでリアルタイムに感想をつぶやき続けたので、そのつぶやきのタイムラインを以下に貼り付けます!! 

この動画はこの1週間で何度見たか覚えてないくらい見ました。さっきも見たし。この動画でかなりざっくり予習復習できるんだよねぇ。

 

 

しかし、途中で職場仲間の影響でドラクエタクトを始めてしまうw

この日は横山光輝『三国志』も昨夜から読み始めて、ドラクエタクトも始めて、仕事もしたのでかなりヘトヘトでしたw

3つとも、全部、戦略系の作業だしw

なので、翌日からちゃんと『三国志』一本に絞りましたw

 

▼これこれw通称『てんくら』。僕の乏しい三国志知識はほぼここから吸収しましたw

天地を喰らう

天地を喰らう

  • 発売日: 1989/05/19
  • メディア: Video Game
 

 

前半の悪政に苦しむ庶民とか、マジで今のGoToトラベルキャンペーン中の日本なんだよねぇ。

 

 

散歩しながら、今の自分の仕事の戦略を考える。

まぁ、中途半端に読むとわけがわからなくなると思う。特に初回。

 

SARS収束だもんなぁ。

 

 

 

 

▼こっちもオススメです! 

 

インベスターZ(1)

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  • 作者:三田紀房
  • 発売日: 2013/09/20
  • メディア: Kindle版
 

 

 

 

 

三国志 全60巻箱入 (希望コミックス)

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  • 作者:横山 光輝
  • 発売日: 2000/04/01
  • メディア: コミック
 

そして、断捨離へ、、、 

というわけで、全巻読了したので断捨離活動に突入です!!

本当、ずっと▼押入れの下の段に鎮座していた横山光輝『三国志』25巻が無くなるのがとにかく嬉しいです!!

okite.hatenadiary.jpokite.hatenadiary.jp

 

で、、、

 

▼今わかったのですが、なんか去年くらいから、またカジュアルワイドが新品で再販されはじめたみたいですねぇ。高い原因は新品&転売品だからでしょう。

三国志 1 桃園の誓い (希望コミックス カジュアルワイド)

三国志 1 桃園の誓い (希望コミックス カジュアルワイド)

  • 作者:横山光輝
  • 発売日: 2019/06/25
  • メディア: コミック
 

 

▼僕が持っている、2004年くらいに発売された古いカジュアルワイド版は、全巻そろっててもせいぜい8000円〜9000円くらい。Amazonでもメルカリでも。

 

 

そんなこんなをメルカリで売買をよくしている知り合いに話すと、、、

その知り合いに僕が売り、その知り合いが読んだのちにメルカリ出品するとのこと。

やった、、、やっと押入れに10年以上、鎮座していた横山光輝『三国志』全巻が断捨離できた!!!

 

2020年8月20日追記:

 

 

というわけで、世界トップレベルで有名な物語でもあり、すばらしい漫画でもあり、人生を考える哲学書でもあり、非常に有用なビジネス書でもあり、はたまた中国旅行のガイドブックでもある横山光輝『三国志』!!

 

僕は今回読了し、▼この作品は人生のうちで読まないのはもったいないと再認識しました!長いけど是非、読んでみてください!!人生が豊かになります!!

三国志 全60巻箱入 (希望コミックス)

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  • 作者:横山 光輝
  • 発売日: 2000/04/01
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